プロジェクトを進行していくときに必ず発生するのがミーティング。
そんなミーティングで話が混迷してきたとき、ささっと現状の話の構造を図解などできると皆が安心して話に集中することができますよね。
或いは、ただ議題を書いて皆が見えるところに置いておくだけでもそのミーティングの北極星として機能するでしょう。
というわけで、ミーティングを「書く」ということはプロジェクトファシリテーションの有効な手段です。
故にファシリテーションしたい人(ステルスファシリテーター含む)には、さりげなくミーティングルームのホワイトボードの近くに座ることをお勧めしています。
では、ホワイトボードがない会議室でミーティングをするときにはどうしたらいいのか?
そんなときのために忍ばせておきたいアイテムがバタフライボードです。
目次
バタフライボードの概要
端的に言うと、ノートサイズで持ちあるけるホワイトボードです。
A4/A5サイズのホワイトボードを特許技術スナップ・バインディングというマグネットで束ねることができるというもの。
マグネットでくっつけてノート形式で持ち歩いたり、外して一枚一枚バラバラに使ったり、あるいはつなげて大きく使ったりと変幻自在に扱うことができます。
上から押し付けられるのが嫌いな反体制派が多い(と私は思っている)ファシリテーターには、創意工夫が許された余白がそそりますよね。
私のバタフライボードの使い方
とりあえずいつでもどこでも持ち歩きます。そして以下のようなシーンにさっと取り出すわけです。
打合せのシーンで
基本形としてはホワイトボードのない会議室の打ち合わせで重宝します。
カフェで打合せのシーンは勿論、最近はフリーアドレスで色々なところにちょっとした打合せスペースがあるようなオフィスでも活躍するはず。
また、大きいホワイトボードに書く行為は少しハードルが高いもので、
「○○さん、ちょっとここに書いて説明してくれませんか?」
と言っても躊躇されてしまいがちです。
(それが逆にホワイトボードの前に立つ=ファシリテーターの表明として場をホールドすることに寄与したりもするのですが)
これは元々座っているところからわざわざ移動して皆の前に立って、と何段階もハードルを積み重ねている状況ですから、当然といえば当然です。
その点、バタフライボードならどうでしょう。
その人が座っているところに近づいて、バタフライボードを一枚渡して、
「○○さん、ちょっとここに書いて説明してくれませんか?」
とにっこり微笑まれて断る人はそういません。
この形なら躊躇する理由がないので、大体の場合行動してもらえます。
というわけで、ホワイトボードのある会議室においても非常に使えるツールです。
プロジェクトの議論を持ち歩く
例えばトラブル対応のMTなど打合せた内容をすぐに実行に移す必要のあるシーンで、大きいホワイトボードに書いた場合は、定期的に会議室に集まってホワイトボードを確認することがあると思います。
勿論打ち合わせ内容をテキストに起こしてToDoリスト作ってくれたり、あるいはホワイトボードの写真を撮って共有したり、というやり方で自席で内容を確認する方法はあるでしょう。
でも、チームをリードするあなたは打ち合わせの時の臨場感をそのままチームと共に持ち運びたいと思うのではないでしょうか。
テキストでも写真でも、議論のテンションをそのまま継続することは難しいです。
そんなときは、打合せの中でバタフライボードにToDoリストを書き出して(できれば皆で書くとベター)、そのまま執務スペースに持ち帰ります。
(書いた内容を保護できる透明カバーを使います。)
そうすれば、各自の作業に移った後でも、必要に応じてバタフライボードを持ってメンバーの元を訪れるだけで、先ほどの議論の続きを始められます。
皆で付箋でタスクリストやカンバンを作って、それをプロジェクトルーム内で回してもいいですね。
ホワイトボードの前に皆が集まってタスクチェックをするのではなく、ホワイトボードが皆の前に来る、という形です。
あと、やってもらえてとてもうれしかった使い方がこちら。
プロジェクト最終日に、貸していたバタフライボードにおつかれさまメッセージが描かれてました。
こんなんされたら泣いてまうやろー!
研修やワークショップで
一人一枚バタフライボードを渡して書いてもらうことがあります。
紙でもいいじゃん、と思われるかもしれませんが、紙って意外と消しづらいので無意識のうちに書き出すことへの抵抗があったりします。
その点ホワイトボードはさっと指でなぞれば消すことができるので、「いくらでも消せるんですよー」ということで気楽に書き始めてもらえます。
私は「芸能人みたいなフリップ芸を楽しんでください」と煽ってみることもあります。
半ば冗談ではありますが、普段とは違うことをする、ということが良い刺激になる側面もあるかと思います。
きっとこれからも進化し続けるバタフライボード
そんなわけで様々なシーンで使えるバタフライボード。
それだけでもユーザー愛を持ってしまうのですが、さらに応援したくなってしまうのがバタフライボード株式会社福島さんの「たった一人のメーカー」の開発ストーリーです。
元々エンジニアとして会社組織で働かれていた福島さんが副業でコツコツ始めたプロトタイプからの資金調達、ユーザフィードバックを受けてのプロダクト改善というモノづくりの流れの中では、エンジニアとしての経験や組織で学んだ価値観など全ての経験が一つの製品の進化につながっていく様子を知ることができます。
例えば、A4サイズのホワイトボードにフィットする極細ペンは、当初無理だと言われていたものを下町に眠る技術力で極細ペンを実現したそうです。
プロダクトへの情熱と思いを伝えるべく、手土産を持ち、現場の技術者や工場の方々の説得のために、何度も何度も出向いて膝を突き合わせて説得することを繰返しました。結果、何とか工場の方々が腰を上げてくださり、クラウドファンディングの皆様の支援を頂きながら無事に量産する事ができました。
そういったエピソードから、福島さんのこだわりと人たらし力、そして何よりユーザーのニーズにとことん向き合って製品を進化させていく強い想いを知るにつけ、ますますこれからも進化していくであろうバタフライボードから目が離せなくなっていくのです。
是非皆さんのプロジェクトの活性化にバタフライボードをお試しください。
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